レスポンシブ対応!Webサイトにグラフを表示できるJavaScriptライブラリー3つ
グラフを必要とするWebサイトは限られるかもしれませんが、いざという時に知っておくと便利なグラフ作成用JavaScriptライブラリー。意外とレスポンシブ対応のものが少なかったので、対応しているものを集めてみました。
↑私が10年以上利用している会計ソフト!
1. Chart.js
Chart.jsはグラフ作成用JavaScriptライブラリーの大御所とも呼べるのではないでしょうか?手軽にアニメーションのついた美しいグラフを表示できますよ。棒グラフ、円グラフ、折れ線グラフ、極座標グラフ、バブルチャート等、様々な種類が用意されています。もちろんレスポンシブ対応!どのグラフ描画ライブラリーにするか悩んだら、ひとまずChart.jsを試してみるといいでしょう。
Chart.jsの読み込み
まずはファイルをダウンロードするか、CDN経由でファイルを読み込みます。
HTML
<script src="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/Chart.js/2.7.1/Chart.min.js"></script>
npm
インストールには npm か Bower が用意されています。
npm install chart.js --save
Bower
bower install chart.js --save
Chart.jsを使った例
HTML
<canvas id="myChart"></canvas>
body
内にはIDをつけた canvas
要素を設置。ここにグラフが表示されます。
JavaScript
new Chart(document.getElementById("myChart"), { type: "doughnut", data: { labels: ["赤", "青", "黄色"], datasets: [ { data: [300, 50, 100], backgroundColor: [ "rgb(255, 99, 132)", "rgb(54, 162, 235)", "rgb(255, 205, 86)" ] } ] } });
JavaScriptで canvas
要素のIDを指定し、type
でグラフの種類を記述。この例では円グラフの仲間のドーナツグラフを作成しています。data
で数値、backgroundColor
で各項目の色を設定。
See the Pen Chart.js Demo by Mana (@manabox) on CodePen.
こんな感じのグラフが完成しました!アニメーションもいい感じ。
各項目にカーソルを合わせるとラベルと数値が表示されます。また上部のラベルをクリックすると非表示にもできますよ。
グラフの種類、アニメーション、色や表示方法など、カスタマイズ性も抜群。ぜひ試してみてください!
2. Frappé Charts
Frappé Chartsはシンプルなコードで本格的なグラフを表示できます。カスタマイズ性はChart.jsに劣りますが、手軽に実装するには申し分ないでしょう。
Frappé Chartsを読み込み
ファイルをダウンロード、またはCDNが用意されているのでそちらを読み込みます。
HTML
<script src="https://unpkg.com/frappe-charts@0.0.5/dist/frappe-charts.min.iife.js"></script>
npm
インストールには npm が用意されています。
npm install frappe-charts # 読み込み import Chart from "frappe-charts/dist/frappe-charts.min.esm"
Frappé Chartsを使った例
HTML
<div id="chart"></div>
JavaScript
let data = { labels: ["2月", "4月", "6月", "8月", "10月", "12月"], datasets: [ { title: "Readingスコア", color: "light-blue", values: [5, 5.5, 6, 5.5, 5.5, 6.5] }, { title: "Writingスコア", color: "orange", values: [6, 6.5, 6, 6, 6.5, 7] } ] }; let chart = new Chart({ parent: "#chart", // or a DOM element title: "IELTS スコア", data: data, type: "line", height: 250, format_tooltip_x: d => (d + "").toUpperCase(), format_tooltip_y: d => d + " pts" });
labels
にはグラフのラベルを、datasets
には値を記述。色は以下のものが記述できます:
- green
- blue
- violet
- red
- orange
- yellow
- light-blue
- light-green
- purple
- magenta
- grey
- dark-grey
type
にはグラフの種類を以下から記述:
- bar
- line
- scatter
- pie
- percentage
See the Pen Frappé Charts Demo by Mana (@manabox) on CodePen.
グラフにカーソルを合わせると各ラベルと数値も表示されます。
3. Chartist.js
Chartist.jsでは曲線やデフォルトの色が可愛らしいグラフを作成できます。レスポンシブやアニメーションにも対応しており、より豊かに、わかりやすく表示できます。
Chartist.jsを読み込み
CSSとJavaScriptの2つのファイルが必要です。ダウンロードするか、CDNのものを利用。
HTML
<head> <link rel="stylesheet" href="//cdn.jsdelivr.net/chartist.js/latest/chartist.min.css"> <script src="//cdn.jsdelivr.net/chartist.js/latest/chartist.min.js"></script> </head>
bower
bowerでインストールも可能
bower install chartist --save
Chartist.jsを使った例
HTML
<div class="ct-chart"></div>
JavaScript
var data = { labels: ['Week1', 'Week2', 'Week3', 'Week4', 'Week5', 'Week6'], series: [ [5, 4, 3, 7, 5, 8], [3, 2, 8, 5, 4, 6], [2, 1, 3, 4, 2, 5] ] }; var options = { height: 300 }; new Chartist.Line('.ct-chart', data, options);
値は series
に記述します。
See the Pen Chartist.js Demo by Mana (@manabox) on CodePen.
様々なオプションが用意されているので、試してみるといいですね。ちなみにAngular版もあるので、必要であればそちらを使ってみてください:
その他おすすめのJavaScriptライブラリーがあれば教えてくださいね!