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コーディング初心者向け

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動画?本?スクール?自分にあったプログラミングの学び方

これからプログラミングを学んでみたいと思っても、昔と違って学習方法の選択肢が多く、何から始めればいいかわからなくて途方にくれている方もいらっしゃることでしょう。その中でも今回は、よく取り上げられる動画、書籍、スクールでの学習について特徴なんかをまとめてみます。具体的なおすすめを挙げるわけではないのですが、学習方法を考える上で参考になれば幸いです!

動画での学習

最近では初心者向けのプログラミングコースが YouTube などで無料公開しているため、手軽に始められる動画学習。有料の動画学習サービスでも 1000 円程度から利用でき、低コストが魅力です。実際に作業しているところを動画で確認しながら進められるので、直感的で、解説者の追体験をしながらスキルアップしていく実感が得られるでしょう。わかりづらかったところは一旦停止したり、何度も繰り返し閲覧でき、自分のペースで進められます。

ただ、プログラミングを解説している動画の数がとにかく増えてしまったため、自分にあった動画教材を探すのが難しいかもしれません。特に初学者にはどんな内容が自分にあっているのか、正しくて信頼できるのか、見分けるのが困難です。そして個人的には、復習したり特定の箇所を見返したりするのが難しいかなと思っています。本のしおりや付箋のように印をつけられないので、「そういえばこの人の動画のどこかで、〇〇について解説してたような…どの動画だっけ…どこだっけ…」なんて探しているうちに、何を探しているのかわからなくなってしまったり。

こんな人におすすめ

学びたい領域やプログラミング言語について、まだ何も知識がない状態であれば、すぐに課金したりせず無料で得られる動画の情報から見てみるといいでしょう。全体の流れや基本的な使い方などが把握できます。無料や低価格の動画教材はそんな場面で活用できるはずです。

また、聴覚優位といって、文字を読んだりするよりも耳で聞いた情報の方が理解しやすい特性のある方もいます。これまでの経験を振り返ってみて、そう言えば口頭での説明の方が記憶に残ってるなーと感じる方は、動画学習が向いています。

書籍での学習

本は何かを学ぶにあたって、最初に選択肢にあがるほど昔からある学習ツールです。専門知識の基礎から応用まで、体系的に学べます。目次で学習内容を俯瞰して閲覧できるので、自分のペースにあわせて学習計画を立てやすいのも特徴です。振り返りたいところあがあれば付箋で印をつけておいたり、自分の考えを書き込んだりして、自分専用の教科書に作りあげていけるのもいいところですよね。私は結構書籍に書き込んじゃうタイプです。また、動画と違ってまわりの環境に左右されず閲覧できます。スキマ時間を使っての学習にもうってつけですね。

デメリットとしてよくあげられるのが、ネットで情報を提供するのとは違い、出版するまでに時間がかかってしまう点です。本は最新の技術として取り上げられたあと、数ヶ月たってから出版されることが多くあります。プログラミング言語やツールの現行バージョンに対応していないこともあるかもしれません。出版社や著者によっては最新バージョンについての補足などを Web サイト上で公開していたりするので、チェックしてみるといいでしょう。

こんな人におすすめ

学びたい領域が決まっていて、1 から順序立てて学習したい場合は書籍がおすすめです。繰り返し読み直すのも容易ですし、少しずつ知識を積み重ねられます。また、特定のニッチなジャンルにフォーカスした書籍なんかもあって、副読本となるものもたくさん見つかるでしょう。一通り流れを把握したあとは、気になった領域を深堀りしていけるのも書籍ならではの楽しみです。

スクールでの学習

スクールと言ってもオンライン完結であったり、専門学校・大学など、形式は様々です。ここでは専門的な指導を行う人がいて、直接授業を受けられる形態をまとめてスクールとして考えていきます。スクールでは基礎から応用まで体系的に学べるだけでなく、気になる箇所を質問できる環境にあるため、欲しい情報を探す手間も省けます。効率よく学習するならスクールを選ぶといいでしょう。また、カリキュラムや課題に期限がある点も特徴です。動画や書籍などの独学では、特に期限が設けられていないため、ついだらけちゃう…なんてこも。他にも通学制の学校であれば、同じ目標に向かって学習している仲間との情報交換ができるのも大きなメリットですね。

考えられるデメリットは、やはり費用でしょう。整った環境や学習計画などを提供してもらえる代わりに、月額数万円の学費はかかってしまいます。通学制の場合は、スクールに通う時間や場所に制限があるため、自分のスケジュールに合わせて学習することが難しい場合があります。また、スクールによっては質が悪い場合や教材が古い場合があるため、事前に情報収集が必要となります。

こんな人におすすめ

一人で学習計画を立てることが苦手な人や、ついだらけてサボってしまうかも…という不安がある人はスクールがおすすめです。ある程度強制力があった方が、短期間でスキルアップにつながることもありますよね。また、将来の目的や進路の都合上、学歴が必要な場合もあるでしょう。私がこのケースで、海外での就職を考えていたため、専門機関での就学はほぼ必須で、インターンシップ制度のあるカナダの専門学校を卒業しました。

ちなみに、大学での学習のメインはプログラミングそのものよりも、アルゴリズムや理論だったりします。日本では学部名に「情報」がついているケースがほとんどですね。大学進学を検討している人は、学べる内容もしっかりチェックしておきましょう。

複数の学習方法を組み合わせるのが最強

動画でも本でもスクールでも、それぞれにメリットやデメリットがあります。初心者の場合は、自分に合った学習方法を見つけることが重要ですね。ただ、現在活躍中の人はひとつの学習方法に固定させず、組み合わせて学んだという場合が多いでしょう。例えば最初は動画で基本的な概要や流れを学び、書籍で体系立てて知識を深め、スクールで実践的なスキルを身につける…といった方法もあります。

今の私が新たに何の前提知識もないプログラミング言語を学ぶとしたら、まずは公式サイトや公式ドキュメントのチェック → 動画を見て解説を聞きながら手を動かす → 書籍があれば書籍を読む+同時にオリジナルで何か作ってみる という流れになると思います。最近では公式のチュートリアルも充実しているので、最初に確認しておくといいですね。この流れは以前 Vue.js を勉強中に『Vue.js、Nuxt JS を学習するときにやったこと』という記事で紹介しているので、参考にしてみてください。

また、学習の流れやコツなども『初学者向け!Web サイト制作の独学勉強のコツ』という記事にまとめました!こちらも読んでみてくださいね。