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ミュシャ(Mucha)から学ぶ優美なデザイン
アール・ヌーヴォー様式を代表するグラフィックデザイナー、アルフォンス・マリア・ミュシャ(Alfons Maria Mucha)。美しい女性やきらびやかな装飾類、花、華麗な曲線を使用したデザインが特徴で、生涯を閉じた今も多くの人を魅了し続けています。今回は私の大好きな彼の作品を紹介してみようと思います!
ミュシャの作品の特徴
女性と花
彼の作品の多くは女性をメインに花とともに描かれています。髪に飾ったり画面に花をちりばめたり。画家というよりもグラフィックデザイナー・イラストレーターとして活躍していたため、対象物を非常に鮮明に描いています。背景には暗色の幾何学模様や草花を、メインとなる女性には明るい色を使い、どこに焦点をあてているかがわかりやすい。
背景の模様
背景にはアール・ヌーヴォーの特徴である草花と曲線による模様が多く使われました。またモザイク画が使用されることも多くありました。この配色、細かいラインは拡大して何度も見てしまいます。
ミュシャの主な作品
黄道十二宮
1897 年カレンダー
ジョブ
シャンパン
桜草/羽根
連作 四つの時の流れ
月桂樹
連作 四つの星
ヒースの花/浜薊
真福八端 竏驤 € 幸福なるかな、心の清き者
スラヴィア
ミュシャについて
アルフォンス・マリア・ミュシャ(Alfons Maria Mucha、1860 年 7 月 24 日 - 1939 年 7 月 14 日)は、アール・ヌーヴォーを代表するグラフィックデザイナー。多くのポスター、装飾パネル、カレンダー等を制作した。ミュシャの作品は星、宝石、花などの様々な概念を女性の姿を用いて表現するスタイルと、華麗な曲線を多用したデザインが特徴である。『ジョブ』や『シャンパン』などのポスターや、『四つの時の流れ』、『四つの星』など連作的作品を数多く制作し、名声を博す。 1938 年、肺炎により健康状態が悪化、翌 1939 年チェコで死去。ミュシャは作品のデザイン性の豊かさから、デザイナーとしての評価も高い。