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ロンドンで感じたアートに関する5つの事
イギリス・ロンドンに引っ越して一ヶ月が過ぎました。寝込んだりもしたけれど、私は元気です。さて、イギリスと言えば、サッカー、紅茶、ロック、美容、ガーデニング…そして何より、間もなく開催されるロンドンオリンピック!各地でオリンピック特集が組まれている事と思います。そんなロンドンに住んでいることですし、ロンドンのアートやデザイン事情について書いてみたいと思います!
1. 日常生活にアートが溢れている
ここロンドンでは街中で当たり前のようにアート作品に出会うことができます。ストリートアートもそのひとつで、「落書き」なんてレベルをはるかに通り越したものばかり。そう、この街にとってアートは気軽に楽しむものなのです。
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トッテナムコートロード駅近くのビートルズ(Photo by iKatchan)
「芸術テロリスト」の異名を持つ覆面アーティスト、バンクシーの作品も多数見かけることができます。
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バンクシーによる「落穂ひろい」のパロディ(Photo by sabeth718)
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こちらもバンクシー。どこか愛を感じる?(Photo by eddiedangerous)
彼の作品は下記地図の場所で見つける事ができます…が、うちの近所のものはすでに消されていたので、すべてが見れるとは限らないようです…。
View Banksy - Top current London locations (artofthestate.co.uk) in a larger map
2. パブリックアート・プロジェクト
エリザベス女王即位 60 周年とロンドンオリンピックを記念して、地元大手通信会社のブリティッシュテレコム主催のパブリックアートプロジェクト「BT Artbox」が開催中です。これは街中にある伝統的な赤い電話ボックスを、クリエイティブなアート作品に変えてしまおう!というプロジェクト。華やかなイラストのものから、思わず二度見してしまう派手なものまで、個性的な作品を街のいたるところで見つけられます。まさに街中が美術館!
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モンスター?が電話ボックスを持ち上げてる…
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ビッグベンのミニチュア版ですね(Photo by Mabacam)
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いやハトでかすぎw(Photo by kenjonbro)
3. ジグソーパズルのようなデザインの硬貨
イギリスの硬貨をデザインしたのは、当時 26 歳だったMatthew Dent氏。このデザインは一般公募により集まった 4000 件のデザインの中から選ばれました。£1 がイギリスの国章にある盾を、6 種類の硬貨がその一部を表しています。そう、6 種類の硬貨を並べると盾が浮かびあがる仕組みです。英国全土を一つにつなげるというコンセプトのもとデザインされたそうで、この発想が人気を呼び、国内外で高い評価を得ています。
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まるでジグソーパズル!(Photo by davekentuk)
お金はイギリスの人々の生活にもっとも近い存在であり、海外の人からすると最初に手に取る「イギリスの象徴」。そんな大切なもののデザインを公募にし、さらに若いデザイナーの作品が採用されるということは非常に素晴らしいことだと思いませんか?斬新なアイデアと遊び心を取り入れようとする国の文化にも拍手!
このデザインコンセプトの面白い点は、人々がコインとインタラクションできる点だと思う。教室の机やバーのテーブルなどさまざまな場面で、みんながこの“ジグソーパズル”を楽しんでくれると思う。 Matthew Dent
4. 美術館が無料!
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イギリスではどの国立の美術館・博物館でも基本的に入場料が無料です。管理費などで多額の費用がかかると思いますが、そのコストは入場者からの寄付と国から援助金のでまかなっています。無料だと気軽に立ち寄れますよね。このように国や自治体がお金出して無料化にすることで、芸術に関心を持つ人も増え、芸術教育をとおして子どもの芸術的感性を育てることができるのかなあと思います。
行ってみよう!ロンドンの美術・博物館
- 大英博物館(日本語)
世界最大の博物館のひとつ。ロゼッタストーンなど。 - ナショナル・ギャラリー
ゴッホの「ひまわり」があります - テートモダン
近代・現代美術館。建物もかっこいい! - フォトグラファーズ・ギャラリー
ロンドン最大の写真美術館
5. どこでも見かける国旗を使ったデザイン
ユニオンジャックの愛称で知られるイギリスの国旗。モールで、スーパーで、とにかくいたる場所でこの国旗を用いたデザインの商品やディスプレイを見かけることができます。国旗の図形を使っていなくても、ディープブルー+赤+白の組み合わせの物も多数。これほどいろんな商品に使われている国旗は他にはあまりないですよね。これもイギリスらしさを象徴するデザインのひとつですね。
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街は国旗だらけ!
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国旗を使ったデザインもいろいろ。
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看板や壁紙など、いたるところに国旗が使われています(Photo by Michal Osmenda)
子供の頃からこのようにアートに触れ合うことで、アートに対する見方も変わってくる気がします。そして少しでもロンドンの魅力が伝わると光栄です!