Illustratorチュートリアル【女の子】
海外サイトでよく見るPhotoshopやIllustratorのチュートリアル記事って、見ていていろんな発見があります。自分が思っていたよりはるかに楽な方法や、知らないテクニックを教わったり。でも、日本語のサイトでそんなチュートリアルをあまり見かけないので、Illustratorでイラストを描いたのを記事にしてみました。動画も撮っておいたのであわせて見てみてください!
↑私が10年以上利用している会計ソフト!
動画撮ってみました
個人的に、他の人が作っていく過程を見るのが好きなので撮ってみました。ベジェ曲線での描き方など、参考になるかもしれません。一部撮り忘れたところもありますが気にしないでください。
まずは準備
ラフ画の取り込み
ラフ画は別レイヤーにフリーハンドで描く事も多いのですが、今回は紙に描いたものを使いました。通常スキャナーなどで取り込みます。私はスキャナーを持っていないので「WebデザイナーにおすすめのiPhoneアプリ21」でも紹介したJotNot Scannerを使っています。
「下書き」レイヤーを新規作成し、そこに下書きを置きます。レイヤーは一番上にもってきます。画像の透明度を50%、乗算(Muliply)に設定。下書きレイヤーはロックして、その下のレイヤーに描き込んでいきます。
カラーパレット
よく使う色は端っこにパレット作っておくと、スポイトツールで簡単に抽出できるので便利です。
Illustratorで描いていく
それでは実際に描いていきます。私はMacを使っているので、ショートカットはMacのものですが、Windowsの場合はコマンドキーをコントロールキーに変えると同様に使える…はずです。
1. 全体をザックリトレース
細かいズレなどは後で修正するので、ザクザクトレースしていきます。ベジェ曲線に慣れていないとなかなか難しいのがIllustratorですが、練習あるのみです!
ワンピース部分。服はひとつなぎでトレースするよりも、腕と胴体部分で分けた方が後で修正やグラデーションかけるときに楽になります。
足のところ。このラフ画は大雑把すぎるのであまり参考にならないかもしれませんw もう少し細かい所まで描き込んでからIllustratorに取り込んだほうがいいです。
前髪。ここも服の部分と同様、後ろ髪・前髪でパーツに分けたほうが色付けやすくなります。
2. 順序の変更・細かい部分の修正
トレースした時は、服の上に足がある等オブジェクトの順序を無視してすすめていたので、ここで正しい順序に並び替え。オブジェクトを選択して右クリック→「アレンジ」で変更できる他、コマンド+ [ と、コマンド+ ] も使えます。その後、一度下書きレイヤーを非表示にして歪んでいる所や違和感のあるところを、ダイレクト選択ツールを使って修正していきます。
3. 目
おめめを描いていきます。この段階でアイカラー・白目・黒目・光の、7つのオブジェクトが重なっています。
まつ毛わっさー。一本のまつ毛を描き、それをオプションキーを押しながら移動させるとコピーして移動できます。少しずつ角度を変えて植毛していきます。
4. 眉・口・鼻
顔の他のパーツを描いていきます。
5. 目を反転
逆の目は、さきほど描いた目をコピーして使います。まず完成した目を選択。次にリフレクトツールで顔の真ん中らへんにポイントを置きます。オプション+シフトを押しながら右にドラッグすると反転してコピーできます。
6. ほっぺた
ほっぺたはピンク〜透明の円形グラデーションで描きます。グラデーションパレットはこんな感じ。
7. 髪
ここからはグラデーションカラーを使っていきます。準備段階で作っておいたパレットにグラデーションを加えておくといいでしょう。髪は左上から光が当たっているイメージで、明るい色が左上になるようにします。
髪にローライトとハイライトを入れていきます。ここも下絵段階でどこに色を加えるかを描いておくと楽です。ダメな例で申し訳ないです…。
8. 残りの部分にグラデーション
髪以外のパーツも、どこに光があたって、どこが暗くなるかを考えながらグラデーションを入れていきます
9. シワとか影とか
服や靴に暗めの色で影を入れます。
完成!
ラフ画から、こんな感じで出来上がりました。
さらに影やテキスト、背景をプラスしたものがこちら。
チュートリアル記事はずっと書きたかったのですが、Adobe製品がすべて英語版なので「スクリーンショットが日本語じゃないとわかりずらいよなあ…」と思い書けずにいました。今回のチュートリアルはほぼペンツールのみの使用だったのでなんとかなりましたかねw また、Illustratorの基本操作については「これからIllustratorを始めてみようという人のための基本操作とかいろいろ」が参考になります!
本業がイラストレーターというわけではなく、イラストを描くこともほとんどないのであまり参考にならないかもしれませんが…。今年はもっとお絵かきの勉強したいです。アドバイスなどあればお聞かせください!
いつも役に立つ記事をありがとうございます。
女の子かわいいー!まつげの「植毛」にウケました~。
ああ、いつも凄いな…。パレットに目からウロコ落ちまくりでした。これは便利。
すみません…たぶんこの記事で感動するのはもっとハイレベルなところなんですが…。
スクリーンショットが英語でも本文が日本語というだけで凄く助かります。ありがとうございます。「まつげわっさー」で吹きましたw
イラレでイラスト書くチュートリアル探していたので参考になります!
アイコン頑張って作ってみよう☆
いや~動画とか良心的で凄く参考になります!ありがとうございます。
こんにちは!
Webデザインレシピ、高橋のりです。リンク貼っていただいて、ありがとうございます!
私はいつもひとりで仕事をすることが多くて、なかなか人の作業を見ることができません …
なので Illustrator の作業の動画、とっても参考になりました!
去年の年賀状の動画もそうでしたけど、こういうのは読者としてはとっても嬉しいです。
ありがとうございました ;D
凄すぎて参考にならないです。
ワードプレスでサイト作ってて思ったのですが
マナさんのデザインはもちろんだけど
コンテンツの質が高いぃぃ!
やっぱり「ローマは1日にしてならず」ですね。
目指すは分業しかないかな。
正直… ぱねぇですw
やってみたいけど… オレからしたら神様ですなw
[…] Illustratorチュートリアル【女の子】 | Webクリエイターボックス. Posted in tutorial, 参考サイト | Tags: Illustrator « クリエイティブ業界に就職するためのポートフォリオの実例集 You can ski […]
すげぇ…っす。。。
Illustratorは使えるけど、俺の場合はまず下絵だな…(笑)
すごーい!ひとつひとつオブジェクトを描いていくところに迷いがないっ!
さすがぷろへっそなるw
私もイラレでイラスト描くんで、興味があり拝見しました。
グラデで影をつけると楽ですね~。
私の場合は、影をつけるときは同じパーツを複製して、色を一段階濃くして、ナイフツールで切っていくという気の遠くなる作業をしてますw
でも、リアリティはでますよ。
複数の色に影をつけるときは、乗算モードにしたグレー色のオブジェクトを重ねると楽ですね。
実際に見ると、いろいろと勉強になりますね。
イラストは出来ませんが、つい見ていて楽しくなってしまってコメントしちゃいました。ありがとう!!